政治と医療を切り離して診てもらえているのか、という疑心暗鬼
左腕に注射を打って腕が動かなくなってから数か月、最初は無頓着だったあることに、さすがの私もようやく気付いてきました。
つまり、自分では単に身体に起きた事象を伝えているだけのつもりでも、それがあたかも私がワクチンについて特定の意見を持っているかのように受け取られるおそれがある、というめちゃくちゃ面倒な状況に自分は置かれていたのだ、ということです。
このことは、先日ネットで話題になったワクチン後遺症のニュースや、イギリスで報道されたSIRVAのニュース記事を見ても、
- 「自分はワクチン反対派でも推奨派でもないが」
- 「Mary – along with the other women in this story – repeatedly stressed she is not an anti-vaxxer, but wants awareness to be raised within the medical community to prevent this from happening in the future and ensure vaccinators are trained to avoid SIRVA.」
という内容が枕詞のようについてくることから、ワクチン注射をきっかけに何らかの症状が出た人は、みんな似たような状況にあるのかもしれません。
そしてこのことに気が付いてから、色々な事を疑ってかからざるを得なくなりました。
たとえば病院で医者に診てもらうときも例外ではなく・・・。
私がどんなに症状を訴えても「ありえない、気のせいでしょう、心療内科を紹介しましょうか?」の一点張りだった医者がいまして、
なぜこんなにも信じてもらえないのか、よく考えてみてもやっぱり理由がわからず、
『ひょっとして、「偏った情報を盲信してる系の人」と思われている?』
と疑いもし、かといって確かめることも出来ず、悶々と悲しい気持ちを抱え込んだりもしました。
逆に信じてもらえたときでも、診察室では『この先生は私の話をちゃんと信じてくれてよかった』と感極まって涙を流すこともありましたが、
家に帰ってから『ひょっとしてあの先生は反ワクチンなだけだったりして・・・』などと疑ってしまうことも、実はあったのです。
(その後、それらの先生方は接種済みを公表していて反ワクチンではないということを確かめました)
人間、見た目だけでは内側でどんな思想を持っているかわからない、ということが、こんなにも恐ろしく、そして現実的な問題として感じたことは、これまでに一度もなかったのでした。
とにかく私が今思うのは、医療と政治をきっちり分けて、まっさらな目で診てもらえているのかどうかをいちいち心配しなければならないというのが、今の状況をややこしくしている、ということです。
というか命が関わる医療現場ではそれが当然なはずなのに、疑い始めるとその確証がいまいち持てないのが今の時代の恐ろしいところで、これも「分断」というやつの一端なのでしょうか。
いずれにせよ、治療を続けていくうえで大事なのは、医者と信頼関係を築くことですので、
どんな医者に出会えるかは運の要素もありますが、今診てもらっている目の前の先生に対し、(少なくともこちら側では)真剣に診てもらいに来たんですという姿勢を見せ続けるしかないでしょうね。
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